「ペガサス」6号、刊行しました!2年目終了です。
2019年 12月 09日
「ペガサス」2年目の締めくくりとなる6号が刊行の運びとなりました!年3回、4月、8月、12月の刊行です。
2018年に創刊同人8名からスタートした小さな俳誌も、現在は同人・詩友合わせて20名。少しずつ賑やかな誌面へと変貌しています。まだまだ成長期!
構成は、
・同人作品(10句+エッセイ)
・詩友作品(5句+ミニエッセイ)
・ぷりずむ(「現代俳句年鑑」より鑑賞欄)
・錬成20句抄・合評抄(年1回、同人が20句連作提出の鍛錬
句会を行ない、その作品・鑑賞を抜粋掲載)
・吟遊漫録(会員持ち回りのエッセイコーナー)
・雑考つれづれ(評論コーナー。現在は羽村代表の「三橋鷹
女論」)
となっています。
以下、今号の作品から一句掲載です。
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(同人)
秋晴れがブルーシートに見えてくる 東國人
鰯雲飼ひ猫にまだなりきれぬ 伊藤佐知子
風景は少しずつ老い吊し柿 岡田淑子
中心がなくても未来水陽炎 金子未完
カワセミの青の一閃ゲリラの死 きなこ
胡桃割る土足で上がり込めぬよう 篠田京子
蛇穴に入る月面が遠くなる 瀬戸優理子
引き継いだ未完の刺繍小鳥来る 高畠葉子
秋思なお振子時計の中にいて 徳吉洋二郎
神の留守河馬と向き合う金曜日 中村冬美
観覧車ひとりふたりは月の人 羽村美和子
台風の闇点滴の光るなり 檜垣梧楼
コンビニに長居してます穴惑い 浅野文子
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(詩友)
秋薔薇三面記事の向こう側 木下小町
父越しに光る岬や浜日傘 田中勲
密教を学ぶせんせい白桔梗 睦野良美
ブーゲンビリア 感光フィルムの湾曲線 石井恭平
初雪の巴里に答えを訊きにいく 石井美髯
街を出る友と見ている遠花火 亀山こうき
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次号からは「吟遊漫録」と「雑考つれづれ」の執筆陣が交代。また新鮮な誌面でお届け致します!
見本誌は1部500円(送料込み)、年間購読は1500円(年3回発行)です。詩友(初心者から可)、同人参加のご希望は、こちらのお問合せフォームからどうぞ。→お問合せフォーム